良い建築ってなんでしょう?

新進気鋭な建築家に頼んでも会社の売上げにつながらない
デザイン性の高いマンションを作っても入居者が決まらない

成熟した日本の社会では
デザインというキーワードだけでは
伝えたい人たちに、なかなか届かないのかもしれません

伝える媒体も紙、WEB、SNSと多様になってきています。
良いものを相手にしっかり伝えるには
建物個々の発信力やブランディングが必要になってきています。

私たちドキアーキテクツは一般的な建築設計事務所とは少し違います。
建築デザイン(はこ)という強みを活かしながら
エンドユーザーに向けたWEB、CI(もの)だったり
ワークショップなどの(こと)体験を通して
お客様のパートナーとしてブランドを一緒に作りあげていきます。

お客様の伝えたい想いをキチンと相手に伝えることができる。
そういった仕事の形が新しい建築家の姿なのではないかと日々考えています。

<プロジェクトフロー事例>

<Story>

地域密着系リフォーム会社として福島県の白河市で今も走り続ける「あっとリフォーム」近年市場規模がほぼ横ばいのリフォーム業界。次々と新しい競合企業が現れ、顧客と企業の新しい関係が求められている状況の中で、私たちが大切にしたのは、地域密着という強みを特化させた「地域のライフパートナー」というポジションでした。

【あっとリフォームの抱える課題】

・新入社員、従業員がプライドを持てる職場環境
・競合他社に対するポジショニングの確率
・ケイパビリティを高める

<Study>

人口縮小時代。住宅ストック数が世帯数に対して多くなっているなかで、住宅リフォームは引き続き安定して需要が見込めます。住宅リフォームへのニーズ、特に福島県白河市は人口減少と高齢化が進み、市町村のサービス機能の低下や地域コミュニティの希薄化が現れていました。そんな地域で「あっとリフォーム」が目指すべきポジションはどこなのか。同じ地域の競合の動向やポジションを分析し、企業としてのシェア拡大、認知拡大を図りながら、その強みを最大限活かすことのできるポジションを研究していきました。

【ビジネスリサーチ】

・人口動態
・業界分析
・SWOT分析

<Scheme>

あっとリフォームには地元のサプライヤーや職人との良好なコネクションなど地域に特化した円滑なネットワークがありました。私たちはその強みを伸ばし、地域密着をより強固なものとする「地域のライフパートナー」という独自のポジションを確立するため、拠点となるショールームの設計や地域密着型を体現するコーポレートアイデンティティ、親しみのあるロゴのデザイン、地域住民との距離を縮めるイベントの企画などを行っていきました。

【手法】

・ロジックツリー
・CI、VIの提案
・建築コンセプト

<Solution>

「リフォームで住まい元気にするだけでなく、人やまちを元気にする。」そんなリフォーム会社を目指す喜岡社長のメッセージを地域に届けるべく、「地域のライフパートナー」というコンセプトを提案。そして、そのコンセプトのもと、ショールーム(ハコ)、企業ロゴ(モノ)、イベント(コト)のトータルプロデュースによるブランディングデザインを提案しました。

<Solution→ハコ>

「あっとリフォーム」の新しい活動の拠点となるショールームは地域の人が集まりやすく、親やすい場所になるように「まちらしさ」を大事にし、そこに「まち」がギュッと凝縮したような多様性のある建物のデザインとしました。建物のファサードには企業のロゴの形をモチーフとした開口部を設け、建物自体に広告の役割をもたせました。また、植栽計画をガーデンデザイナーの正木覚さんと共に行い、地元の植生や敷地の風景と調和するように計画し、地域の人々に親しまれるような植栽計画としました。

<Solution→モノ> 

ロゴデザインは地域デザインを得意とするアートディレクターの土屋勇太さんと共に行いました。全体を丸みのある線でつくり、柔らかなイメージを与えながら、家の形の中に樹木や窓などのモチーフを配置することで、いえのなかにまちが広がっているようなデザインとし、「地域のライフパートナー」として、まちと、そして人、地域と、リフォームを通して繋がっていくことを表現しました。

<Solution→コト>

ショールームのオープンに合わせて地域住民のための「オープンイベント」をプロデュースしました。地域、企業に愛着を持ってもらえるように、「タネダンゴワークショップ」という花のタネを土と一緒に団子状にして植えるワークショップをNPO法人グリーンワークスと共に提案しました。企業と地域が一緒になって敷地の花壇に花を植えることで、自分たちの手で植えた花が育ちキレイに咲いていく様子を日々見られる日常的な楽しみをつくることを提案しました。

<Success>

こちらのプロジェクトでは、まずリフォーム業界の業界分析、白河市の人口動態と地域特性分析を行い、喜岡社長と白河市とリフォーム業界を取巻く状況を確認しました。そしてクロスSWOT分析を共に行いながら、あっとリフォームの元々持っている地域に特化している強みを活かした会社の基本戦略を一緒に描きました。あっとリフォームの2日間のショールームオープンイベントでは折込チラシを6万枚まいて反響率が1/190組、延べ500人以上を動員という驚異的な結果を記録。これはエリア内の折込チラシ反響率平均の10倍以上の結果です。また、地域住民から、「コミュニティ活動の場所として利用したい」という声があがり、CSR活動のひとつとして、地域の「つどう」「まなぶ」「むすぶ」というコミュニティ活動を支援するためのプロジェクト、「つまむーぶ」に発展しました。喜岡社長の地域への情熱が表現された「あっとリフォーム」は、今まで以上に地域密着型の企業としての認知拡大を行うことができました。本業であるリフォーム業の対応が追いつかなくなるほどの問い合わせ件数をいただいているという報告を受けており、「ショールームで働きたい」という問い合わせも増えました。地域のみなさまから親しまれる企業として、「地域のライフパートナー」というポジションを確立する結果となっています。また将来的な戦略として「地域型ドミナント戦略」の手法を取ることで、さらなる商圏におけるポジショニングを築いていく予定です。